オバマ大統領の誕生と日本の政治
Posted at 01/27 記事URL » トラックバック(0)»
ブッシュ政権は9.11同時多発テロ以降、舵取りを誤り、政治経済の混迷を深めた。
テロ撲滅という、大義名分が通用するアフガン侵攻は理解できるが、大量殺戮兵器の幻想で始めたイラク侵攻は、両国に大きな傷跡を残し、ベトナム戦争の二の舞の状態である。
経済も金融工学に基づいた自由市場経済を推進し、サブプライムローンの破綻で、大打撃を受け、全世界に影響を及ぼしている。
100年に1度の経済危機? 笑わせないで欲しい。
戦間期の中間点には「暗黒の木曜日」と言われた1929年10月24日があり、これを端緒とする世界大恐慌が後半の政治、経済、社会、文化の全ての分野を変化させ、結果として第二次大戦へと向かうしかない状況に陥った。
この歴史から、彼らは何も学んでいなかったのかと、絶望感に打ちひしがれる。
アメリカと世界は、ブッシュ政権の失政から立ち直るために、大きな変革を求めた。
それが、マイノリティで初の大統領となるオバマである。
オバマはイラクからの撤退と政府の市場介入を公約している。
外交は戦争から対話重視へ転換、経済では自由市場から一定の政府介入へと転換するだろう。

日本に必要なのは、大正デモクラシーのような市民のエネルギーである。
明治天皇が亡くなり、大正時代を過ぎて、昭和が始まる。
政党政治が花を開く。ロシア革命が起こる。民主主義、社会主義の思想の論議が盛んになる。
多彩な言論や社会運動が花開き、政党内閣の成立へと結実した時代である。
日比谷焼打ち事件では、日露戦争後、講和条約で賠償金を取れない理由で、民衆が怒り決起した。
富山から始まった米騒動は全国へ波及し、藩閥政治の寺内内閣を辞任に追い込んだ。
その後は、政治の陳腐化や民衆の不勉強などで、戦時動員時代に入っていくのだが…
今の日本に必要なのは間違いなく政権交代である。
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